在宅ワークやハイブリッドワークが定着した今、作業環境の質が生産性や健康に大きく影響します。長時間同じ姿勢でのデスクワークは、腰痛や肩こりといった身体的問題を引き起こすリスクがあります。そこで注目したいのが、座った姿勢と立った姿勢を切り替えられる電動昇降デスクと、人間工学に基づいた高機能オフィスチェアです。
この記事では、コストパフォーマンスに優れたFLEXISPOT製品の中から、在宅ワークやオフィス環境の改善に役立つアイテムを厳選してご紹介します。デスクやチェアの選び方のポイントも解説しますので、自分に合った製品選びの参考にしてください。
目次
- 電動昇降デスクの選び方ポイント
- 1. 昇降範囲と昇降速度
- 2. 耐荷重と安定性
- 3. 操作性と機能性
- 4. 天板の有無とサイズ
- 5. 天板選びのポイント(天板なしモデル向け)
- 1. サイズと対応範囲
- 2. 素材の選択
- 3. 安全性への配慮
- 4. 取り付け互換性
- 5. デザインと調和
- 6. 子供のいる家庭での安全性
- オフィスチェアの選び方ポイント
- 1. 座り心地と素材
- 2. 調節機能の充実度
- 3. リクライニング・ロッキング機能
- 4. 耐久性と保証期間
- おすすめの電動昇降デスク
- 1. 基本性能重視の電動式スタンディングデスク:FLEXISPOT EF1B
- 2. 高さのある方向け高機能モデル:FLEXISPOT E7H
- 3. 引き出し付き一体型デスク:FLEXISPOT EG8
- 4. 手動式コストパフォーマンスモデル:FLEXISPOT H1W
- おすすめのオフィスチェア
- 1. ハイエンド機能モデル:FLEXISPOT C7
- 2. コストパフォーマンスモデル:FLEXISPOT OC3
- 3. 肘なしコンパクトチェア:FLEXISPOT HC1
- 4. 折りたたみ式多機能モデル:FLEXISPOT FC8
- 選ぶ際のチェックポイント一覧
- 電動昇降デスク
- オフィスチェア
- 子供のいる家庭での電動昇降デスク活用法
- デスクの配置と環境整備
- 使用ルールの設定
- 安全機能の活用
- まとめ:健康的で安全なワークスペース構築のために
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電動昇降デスクの選び方ポイント
1. 昇降範囲と昇降速度
電動昇降デスクを選ぶ際は、まず昇降範囲をチェックしましょう。身長が高い方は最大高さが十分あるか、反対に低めの方は最低高さが適切かを確認することが重要です。昇降速度も快適な使用感に影響します。25mm/s以上あれば、ストレスなく高さを変えられます。
2. 耐荷重と安定性
デスク上に置く機器の総重量を考慮し、余裕のある耐荷重を持つモデルを選びましょう。複数のモニターやデスクトップPC、書籍などを置く場合は特に重要です。また、高さを上げた際の安定性も確認ポイントです。
3. 操作性と機能性
メモリー機能(よく使う高さを記憶できる)や障害物検知機能など、便利な付加機能もチェックポイントです。USB充電ポート付きのモデルなら、デバイスの充電も便利になります。
4. 天板の有無とサイズ
FLEXISPOTの電動昇降デスクには、脚部のみの販売(天板なし)モデルと天板付きのモデルがあります。それぞれにメリット・デメリットがあります。
天板なしモデル(脚部のみ)のメリット:
- 自分の好みの天板を別途用意できる自由度がある
- 既存の天板を再利用できる場合はコストを抑えられる
- 設置スペースやインテリアに合わせて天板の素材・サイズ・色を選べる
- 一般的に天板付きモデルより価格が安い
天板なしモデル(脚部のみ)のデメリット:
- 天板を別途調達する手間と費用がかかる
- 脚部と天板の相性(サイズ、重量、取り付け方法)を確認する必要がある
- 取り付け作業に手間がかかる
天板付きモデルのメリット:
- 届いたらすぐに組み立てて使用できる
- 脚部と天板の互換性が保証されている
- 全体のデザインが統一されている
- 取り付けが比較的簡単
天板付きモデルのデメリット:
- 天板のデザインや素材の選択肢が限られる
- 一般的に天板なしモデルより価格が高い
天板なしモデルを選ぶ場合は、対応する天板のサイズ(幅・奥行き・厚さ)や耐荷重をしっかり確認しましょう。FLEXISPOTの商品説明には対応天板のサイズが記載されているので参考にしてください。また、天板を自分で用意する際は、安全性を考慮して角が丸みを帯びたものや、耐久性のある素材を選ぶとよいでしょう。
5. 天板選びのポイント(天板なしモデル向け)
FLEXISPOTの天板なしモデルを選んだ場合、天板選びも重要です。以下のポイントを参考にしてください。
1. サイズと対応範囲
- 幅(横幅): 各昇降デスクの脚部幅調整範囲内であることを確認
- 奥行き: 一般的に60〜80cmが作業に適したサイズ
- 厚さ: 安定性を考慮して2cm以上が望ましい
2. 素材の選択
- メラミン化粧板: コストパフォーマンスに優れ、耐久性と手入れのしやすさがある
- 天然木: 見た目の高級感と温かみがあるが、価格が高め
- 竹製: 環境に優しく独特の風合いがある
- 高圧ラミネート: 傷や熱に強く、長期使用に適している
3. 安全性への配慮
- 角の処理: 子供のいる家庭では、角が丸みを帯びた天板を選ぶ
- 表面加工: 反射が少なく目に優しい加工のものがおすすめ
- 重量: 昇降デスクの耐荷重を考慮し、余裕を持った設計にする
4. 取り付け互換性
- 取付穴: FLEXISPOTの標準的な取付穴パターンに対応しているか確認
- 補強材: 必要に応じて天板裏面に補強材を追加することも検討
5. デザインと調和
- 色調: 部屋の他の家具とのコーディネートを考慮
- エッジ処理: エッジテープの有無や仕上げの質で見た目と耐久性が変わる
自分でDIYして天板を作成する選択肢もありますが、その場合は強度と安全性を十分確保することが重要です。ホームセンターでカット済みの天板を購入するか、木材店で希望のサイズにカットしてもらうサービスを利用するのも便利です。
6. 子供のいる家庭での安全性
電動昇降デスクを子供のいる環境で使用する場合は、安全性が特に重要です。以下の点に注意しましょう:
- 操作ロック機能: 子供が誤って操作できないようロック機能があるモデルを選ぶ
- 障害物検知機能: 昇降時に障害物(子供の手や足など)を検知して停止する機能は必須
- 指挟み防止設計: デスクの可動部に指を挟む危険がないか確認する
- 配線の管理: ケーブル類をまとめるトレーやクリップがあると、子供が引っ張ったり絡まったりする危険を減らせる
- 安定性: 子供が寄りかかったり揺らしたりしても倒れない安定性のあるモデルを選ぶ
- 角の処理: 天板の角が丸みを帯びているなど、ぶつかっても怪我をしにくい設計か確認する
- 使用ルールの設定: 子供に対して、デスクは大人が操作するものと明確にルールを設ける
オフィスチェアの選び方ポイント
1. 座り心地と素材
長時間座るものなので、座面のクッション性と素材は重要なポイントです。メッシュ素材は通気性に優れ、夏場も蒸れにくいメリットがあります。一方、PUレザーやファブリックは高級感や温かみがあり、室内の雰囲気に合わせて選べます。
2. 調節機能の充実度
体型や好みに合わせて調節できる機能が充実していると、長時間の作業も快適です。座面の高さ、アームレストの位置、ヘッドレストやランバーサポートの調節機能などをチェックしましょう。
3. リクライニング・ロッキング機能
リクライニング角度と固定可能かどうか、また、ロッキング機能の強弱調節ができるかもポイントです。集中作業時には固定、リラックス時には体重に合わせた適度な反発があると快適です。
4. 耐久性と保証期間
毎日使うものなので、耐久性は重要な選択基準です。FLEXISPOTのチェアは3年、昇降デスクは5年の長期保証が付いており、安心して使用できます。
おすすめの電動昇降デスク
1. 基本性能重視の電動式スタンディングデスク:FLEXISPOT EF1B
特徴と利点:
- 昇降範囲71-121cm、昇降速度25mm/sの基本性能を備えたエントリーモデル
- 70kgの耐荷重で標準的な使用には十分対応
- メモリー機能搭載で、よく使う高さをワンタッチで再現可能
- 天板は別売り(天板なしモデル)で、好みのサイズや素材を選べる自由度
- 日本国内サポート体制と5年間の長期保証付き
想定シーン:
一般的な在宅ワークやテレワーク用途に適しています。コストを抑えながらも基本機能を押さえた電動昇降デスクを探している方におすすめです。自分好みの天板を用意して、オリジナリティのある作業環境を構築できます。天板には厚さ2cm以上で、FLEXISPOTの標準的な取付穴パターンに対応したものを選ぶと良いでしょう。
2. 高さのある方向け高機能モデル:FLEXISPOT E7H
特徴と利点:
- 昇降範囲63.5-128.5cmと高めの位置まで対応し、身長の高い方に最適
- 驚異の160kg耐荷重でハイスペックマシンや複数モニター設置も安心
- 昇降速度40mm/sと高速で、ストレスなく姿勢変更が可能
- USB機能付きの洗練されたブラックコントローラー搭載(子供向けロック機能付き)
- マグネット式ケーブルカバーなど配線管理ソリューションが充実
- 天板なしモデルで、脚幅調整範囲110~190cmの広さにより、幅120〜200cm・奥行60〜80cmの天板に対応可能
- 子供の安全に配慮した障害物検知機能搭載
想定シーン:
複数のモニターやハイスペックPCなど重量のある機器を使用する方や、身長の高い方におすすめです。配線管理ソリューションが充実しているため、多くの周辺機器を使用するクリエイターやエンジニアの作業環境にも適しています。天板なしモデルなので、使用環境に合わせた理想的な天板を組み合わせることができます。
3. 引き出し付き一体型デスク:FLEXISPOT EG8
特徴と利点:
- 天板サイズ120.4×60.4cmのミドルレンジモデル(天板付きモデル)
- 収納に便利な引き出し付き(幅64.8×奥行き31.5×高さ5cm)
- Type-AとType-Cの両方のUSB充電ポート搭載
- 障害物検知機能が4段階の感度調節可能で、子供のいる家庭でも安心
- 木製天板とスチールフレームの組み合わせで温かみのあるデザイン
- 昇降範囲73.5-118cmで一般的な身長の方に対応
- 天板の角に丸みがあり、小さな子供がぶつかっても安全に配慮
- 天板と脚部が一体設計のため、組立も比較的簡単
想定シーン:
コンパクトながらも機能性を求める方や、書斎やリビングなど生活空間に馴染むデザイン性を重視する方に適しています。引き出し収納とUSB充電機能で、デスク周りをすっきり整理できます。天板付きモデルなので、別途天板を用意する手間がなく、届いてすぐに組み立てて使用できる手軽さも魅力です。
4. 手動式コストパフォーマンスモデル:FLEXISPOT H1W
特徴と利点:
- 電源不要の手動式で配線が不要、設置場所を選ばない
- 昇降範囲71-121cmで一般的な高さに対応
- 70kgの耐荷重で標準的な使用に対応
- 手回しハンドルで無段階調整が可能
- 天板なしモデルで、使用環境に合わせた天板を自由に選択可能
- エントリーモデルながら5年間の長期保証付き
想定シーン:
コンセントの位置を気にせず設置したい方や、電動モデルより手頃な価格帯で昇降デスクを試してみたい方におすすめです。シンプルな機構で故障リスクも低く、長期間安定して使用できます。天板は自分で好みのものを用意する必要がありますが、その分カスタマイズ性が高く、既存の家具とマッチする天板を選べます。
おすすめのオフィスチェア
1. ハイエンド機能モデル:FLEXISPOT C7
特徴と利点:
- 通気性の良いメッシュ素材の背もたれと疲れにくいモールドウレタン座面
- 前傾姿勢対応で、イラストレーターや漫画家などのクリエイティブワークに最適
- 座面の奥行き調節機能で体格に合わせたフィット感
- 独立型ランバーサポートと4Dアームレストで細かい姿勢調整が可能
- 128度までのリクライニングで、無段階固定可能
- 2Dヘッドレストで頭部もサポート
- 耐荷重136kgの安心設計
想定シーン:
長時間のデスクワークや集中作業が多い方、細かい姿勢調整にこだわりたい方におすすめです。前傾機能はノートPC作業や細かい作業時に姿勢を保ちやすく、クリエイティブな職種の方にも適しています。
2. コストパフォーマンスモデル:FLEXISPOT OC3
特徴と利点:
- 全面メッシュ素材で通気性が良く、夏場でも快適
- 座面幅約52cmの幅広設計で、様々な体型の方に対応
- S字流線型デザインで背骨の形状に沿った自然なサポート
- 125度までのシンクロロッキングで、3段階固定可能
- 2Dヘッドレストと高さ調節可能なアームレスト
- 位置調整可能なランバーサポート
- 静音キャスターとコートラック付きの実用性
想定シーン:
ミドルレンジのオフィスチェアで基本機能を押さえたモデルを探している方におすすめです。通気性に優れ、夏場も快適に使用できるため、エアコンの効きにくい環境や暑がりの方にも適しています。
3. 肘なしコンパクトチェア:FLEXISPOT HC1
特徴と利点:
- 65cm幅広の座面で、リラックスした姿勢で作業可能
- 肘なしタイプでデスク下に収納しやすく、省スペース
- 柔らかいPUレザー素材で肌触りが良く、お手入れも簡単
- 90-108°ロッキング機能と強弱調節機能
- 座面高さ45-55cmの調節範囲
- シンプルでどんな室内にも馴染むデザイン
想定シーン:
スペースを取らないコンパクトなチェアを探している方や、シンプルなデザインを好む方におすすめです。肘なしタイプなのでデスクに近づけて作業でき、使わない時はデスク下に収納できる実用性も魅力です。
4. 折りたたみ式多機能モデル:FLEXISPOT FC8
特徴と利点:
- ワンタッチで背もたれを折りたたみ可能で、収納に便利
- カラフルで部屋のアクセントになるデザイン
- 跳ね上げ式肘と3Dヘッドレストで使い勝手が良い
- 撥水・撥油・防汚加工された張地でお手入れが簡単
- オットマン内蔵で、リラックスタイムも快適
- 126度までロッキング可能で、ロッキング強弱調節も可能
- シンプルな組立仕様で、約10分で完成
想定シーン:
使わない時はコンパクトに収納したい方や、明るい色調のインテリアに合わせたい方におすすめです。オットマン内蔵でリラックス機能も充実しており、作業とリラックスを切り替えたい方にも適しています。
選ぶ際のチェックポイント一覧
電動昇降デスク
- 昇降範囲: 自分の身長に合った範囲か
- 耐荷重: 使用する機器の総重量に対して余裕があるか
- 昇降速度: 25mm/s以上あるとストレスなく使用可能
- 天板サイズ: 作業スペースとして十分か、設置場所に合うか
- 追加機能: メモリー機能、USB充電、ケーブル管理など
- 安全機能: 操作ロック、障害物検知機能は子供のいる家庭では必須
- 安定性: 高さを上げた時の揺れはないか
- 保証期間: 長期保証があると安心
オフィスチェア
- 素材: メッシュ(通気性)、PUレザー(お手入れ簡単)、ファブリック(温かみ)
- 調節機能: 座面高さ、アームレスト、ヘッドレスト、ランバーサポート
- リクライニング: 角度と固定機能の有無
- 座面の形状: 体圧分散や姿勢サポートに優れているか
- 耐荷重: 余裕を持った設計か
- キャスター: 床材に合ったタイプか
- デザイン: 室内の雰囲気に合うか
- 保証期間: 長期保証があると安心
子供のいる家庭での電動昇降デスク活用法
子供がいる家庭で電動昇降デスクを安全に使用するには、いくつかの工夫が必要です。
デスクの配置と環境整備
- 設置場所の検討: 子供の動線から離れた場所に設置するか、使用しない時間帯は子供が近づけない工夫を
- ケーブル類の整理: ケーブルトレーやクリップを使用して配線をまとめ、引っ張られるリスクを軽減
- 周辺の安全確保: デスクの周囲に危険な物や乗り越えられる踏み台になりそうな物を置かない
使用ルールの設定
- 操作は大人だけ: 子供にはデスクの操作は大人が行うものとルールを明確に伝える
- 子供向け説明: 年齢に応じて、デスクの仕組みや危険性について理解できるよう説明する
- 見守りの徹底: 特に小さな子供がいる場合は、デスク操作時には必ず見守る
安全機能の活用
- コントローラーロック: 使用しない時はロック機能を活用して誤操作を防止
- メモリー機能の適切な設定: 子供が近づく可能性がある場合は、低い位置のメモリーのみを設定
- 障害物検知機能の感度調整: 子供のいる環境では高感度に設定し、わずかな接触でも停止するように
まとめ:健康的で安全なワークスペース構築のために
在宅ワークやオフィス環境の質を高めるには、適切な昇降デスクとオフィスチェアの選択が重要です。座りっぱなしの作業スタイルから立ち座りを切り替える作業スタイルへの移行は、腰痛や肩こりの予防、集中力の維持、そして長期的な健康維持につながります。
特に子供がいる家庭では、便利さと安全性の両立が重要です。障害物検知機能やロック機能などの安全機能が充実したモデルを選び、適切なルール設定と環境整備を行うことで、家族全員が安心して過ごせる空間を作りましょう。
FLEXISPOTの製品は、コストパフォーマンスに優れながらも必要な機能と安全性を備えており、日本国内のサポート体制も整っているため安心して使用できます。自分の身体的特徴や作業内容、設置スペース、そして家族構成に合わせて最適な製品を選び、より健康的で生産性の高いワーク環境を構築しましょう。
これらの製品は単なる家具ではなく、健康と安全への投資と考えることができます。毎日長時間使用するものだからこそ、快適性と機能性、そして家族の安全にこだわった選択をおすすめします。